こん○○は。
今まで数回にわたりお送りしてきた「喰らふシリーズ」もこれで最後。
シリーズ最後を飾るのは、横浜ではなく、しかも、和菓子というジャンルという、やや意表を突く展開で、東京は世田谷区の「香風祖師谷店」をご紹介でございます。
記事書いている暇があったらコメントレスをしろといわれそうですが(汗)、ご容赦下さいませ。
では。
多くの世の男性もそうでしょうが、私も数年ほど前までは和菓子には全くといって良いほど縁がありませんでした。
しかし、数年前に世田谷区に住むことになり(何を隠そう数年前までしばらくの間都民でした。)ました。そして、近所にあったこのお店に通うことになったわけです。
え?、「何故通うようになったのか」という説明になっていない?
世の中には知らなくて良いこともあるんですよ。
話を元に戻すと、こちらのお店には休みに良くうかがいました。2階にある喫茶室(現在は1階にも頂くスペースあり)はその場所が刻んできた時間を感じさせられる、とてもゆったりとした、落ち着くことのできる場所です。そこで、夏は氷、冬はお汁粉やお茶と生菓子を頂きました。
断言しましょう。どれも美味しかったです。
氷の白玉は滑らかで柔らかく、固くならない配慮がされていました。氷の質も勿論考慮されて、良い氷を使っているというお話だったと思います。汁粉の小豆も厳選されたもので、御膳汁粉の濃厚なおいしさは忘れられません。
ああ、これ書きながら御膳汁粉が食べたくなってきてしまったではないですか。
生菓子も美味しくて、そして美しい。季節感が盛り込まれた繊細な装飾は目でも楽しませて頂きました。
(写真がへぼで申し訳ないという感じですが。)
そして、ここの店主さんが職人肌の方で、妥協をしません。
細かくは一々書きませんが、穏やかな店主さんとお話をしていると随所に味と美に対するこだわりをひしひしと感じられます。矜持というものがここにはあるのです。
私が横浜へ引っ越した後、デパートの地下で生菓子を買って食べてみたことがあるのですが、あまり比較になりませんでした。香風祖師谷店の勝ちでした。
お店のこだわりの例については、
こちらのHPを参考に。
全国和菓子協会のHPは
こちら
あんまり褒めていても嘘くさいので、何か欠点はないかと思いましたが特に思い当たるところがありませんでした。
私の中では少なくともミシュラン一つ星相当のお店です。時間ができたら行きたいと思いつつ、いつも果たせないんですよね・・・。横浜から祖師ヶ谷大蔵へ行くのは一仕事なもので。
以上は私の主観ですし、和菓子を食べ歩いているわけではないので、一度ご自身の舌で確かめて頂ければと思います。ただ、自信を持ってお勧めするお店です。
是非お試しあれ。